タグ「ストレス」が付けられているもの

ストレスが多い人 糖質制限食に不向きか について私の考えを紹介します。人間は誰でも、多かれ少なかれストレスにさらされながら生きています。ストレスが避けて通れない存在なら、上手につきあうようにするにこしたことはありません。

ストレスが多い人

Designer(47).jpeg

運動や休養、気分転換などがストレス解消に役立つことはよく聞くことです。いちばんよくないのは、ストレスを解消するために暴飲暴食をしてしまうことです。

これは何の解決にもならないどころか、からだにも心にも大きな負担をかけることになります。

暴飲暴食をすると、糖質がたっぷりとからだのなかに入ってきます。そうなれば当然、血糖値は急上昇。血管は傷つき、すい臓はインスリンの大量分泌で酷使されます。すい臓が疲弊するのは言うまでもありません。

また、血糖値が急上昇したあと急降下するような食生活をしていると、気分が不安定になりやすいのです。

そして食前・食後の血糖値の変動幅が大きいほど、代謝は乱れ気分も乱れます。糖質を食べて血糖値が1がってもじきにインスリンの効果によって血糖値は下がります。

その下がり方が急な場合は、眠くなったり、ボーッとしたり、気持ちが沈んだりします。さらには血糖が下がり過ぎると今度はイライラしてきたりします。

このように、ストレス解消のつもりで行なつたことがじつはからだのなかに「代謝の嵐」を呼んでいることになるのです。ストレス解消どころか、新たなストレスを生み出していることがわかります。

日常でストレスにさらされることが多い人は、とにかくストレスの蓄積を遠ざけること。そうすることで代謝のホメオスタシス(恒常性) が保たれますので、代謝の嵐やストレスで放出されるアドレナリンや副腎皮質ステロイドホルモンが過剰に出ることもない、ゆつたりと安定した状態になります。

どんな動物でも本来の食生活を保つことが、ホメオスタシスを保つことにつながります。ホメオスタシスは生命体や細胞の生存において重要です。人間の場合は、ご先祖がもともと食べていた食生活が糖質制限食でした。よってその本来の食生活を保っているほうが、からだも精神も安柑定した状態になるのです。

ストレス解消法法

ストレス解消法は多岐にわたりますが、自分に合った方法を見つけることが重要です。以下に、効果的なストレス解消法をいくつか紹介します。自分はどんなことをするとストレス解消になるか、見つけることがストレス解消の第一歩です。

1. リラクゼーション法

  • 深呼吸:

    • ゆっくりと深く呼吸することで、自律神経を整え、リラックスすることができます。4秒吸って、7秒間息を止め、8秒で吐き出す「4-7-8呼吸法」が有名です。
  • 瞑想・マインドフルネス:

    • 瞑想やマインドフルネスは、心を落ち着けるのに効果的です。短時間でも定期的に行うことで、ストレスの軽減に役立ちます。
  • ヨガ:

    • ヨガは体をリラックスさせ、心の安定を促進する運動です。深い呼吸とストレッチを組み合わせて心身のリフレッシュが期待できます。

2. 運動

  • 有酸素運動:

    • ウォーキング、ジョギング、自転車などの有酸素運動は、エンドルフィン(幸福ホルモン)を分泌させ、ストレスを軽減します。
  • 筋力トレーニング:

    • 筋力トレーニングもストレス解消に効果的です。体を動かすことで、リラックスできる状態を作り出します。

3. 趣味やリクリエーション

  • 趣味を楽しむ:

    • 趣味に没頭することで、日常のストレスから解放されることができます。例えば、読書、音楽、絵画、料理など、自分が楽しめるアクティビティを見つけましょう。
  • 自然と触れ合う:

    • 自然の中で過ごすことで、リラックスしやすくなります。散歩やハイキングなど、自然の中でのアクティビティは心のリフレッシュに効果的です。

4. 社会的サポート

  • 友人や家族との時間:

    • 信頼できる友人や家族と話すことで、ストレスを軽減することができます。共有することで気持ちが楽になることがあります。
  • サポートグループ:

    • ストレスや悩みを共有することで、共感を得たりアドバイスを受けたりすることができるサポートグループに参加するのも有効です。

5. 健康的なライフスタイル

  • 規則正しい生活:

    • 十分な睡眠とバランスの取れた食事は、ストレスに対抗するための基本です。体調が整うことで、ストレスの管理も容易になります。
  • 水分補給:

    • こまめな水分補給もストレス解消に役立ちます。脱水状態はストレスの原因になることがあります。

6. 思考の転換

  • ポジティブ思考:

    • ストレスを引き起こす状況をポジティブに考えることで、気持ちを前向きに保つことができます。マイナスの考えを避け、前向きなアプローチを心がけましょう。
  • 問題解決スキルの向上:

    • ストレスの原因を特定し、解決策を考えることで、ストレスに対する対処能力が高まります。計画を立てることで、ストレスを管理しやすくなります。

7. プロフェッショナルのサポート

  • カウンセリング:
    • ストレスが続く場合や自分で解決できない場合、専門のカウンセラーや心理療法士に相談することも有効です。プロのサポートを受けることで、ストレスの根本的な原因に対処することができます。

これらの方法を試して、自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。ストレスの管理は健康を維持するための重要な要素ですので、自分に合った方法でリラックスする時間を持ちましょう。

現代人のストレス