トラブルが生じたらフォーマット
USBメモリ内のファイルを一気に削除し、購入時のまっさらな状態に戻したい時はフォーマットするのが一番早い。容量の大きなUSBメモリを使っていれば使っているほど、ファイルを削除するのに時間がかかるので、少しでも手間と時間の節約をしたい場合はフォーマットをすれば、時間の短縮になる。こんなときは迷わずフォーマット。
- 大量のファイルを1発で削除したい時
- 動作が不安定になってしまった時
- USBメモリリにウイルスが侵入した時
- 誰かにUSBメモリを譲渡したい時
フォーマット手順
- 「スタート」→「マイコンピューター」を選択。
- USBメモリを右クリック後、「フォーマット」
- ファイルシステムを選択し「フォーマット開始」
- フォーマットしてよければ「OK」をクリック
- フォーマット完了
本当にフォーマットしていいか?必ず確認
しつこいがUSBメモリのフォーマットは、ひと呼吸おいてから本当にいいかどうかを確認。様々なソフトウェアやデータをたくさん入れたUSBメモリの中身を誤消去してしまったら一大事。別の場所に移動→フォーマットー元の場所に戻すという手順を忘れないように。フォーマットするとデータはすべて消えるので。
4GB以上のファイルを一発で保存可能
現在、市販されているUSBメモリは、「FAT32」形式でフォーマットされていることが多い。普通に使う分にはこのままでも何ら問題はないのだがISOイメージなどの4GB 以上の大きなファイルを、1 度にUSBメモリにコピーしたい場合は「FAT32」形式では無理。そんな時は「NTFS」形式でフォーマットし直せば、大きなファイルもコピーすることができる。
ファイルシステムのメリット・デメリット
FAT32 | NFTS |
Windows Me/95/98でも使うことが可能 | Windows Me/95/98では使うことができない |
1度に4GB以上のファイルは保存できない | 1度に4GB以上のファイルを保存できる |
Macでも扱える | Macでは扱えない |
フォーマットせずに「FAT32」を「NTFS 」に変更する手順
- 「スタート」→「マイコンピューター」→USBメモリで右クリックし[プロパティ]を選択。
- ハードウェアをクリック。
- ハードウェアの一覧が表示されるので、その中からメモリを選択。
- USBメモリを選択したら[プロパティ]をダブルクリック。
- [ポリシー]タブをクリック。
- [パフォーマンスのために最適化する]にチェックを入れたら「OK」をクリック。
ドラッグ&ドロップも
パソコンからUSBメモリにデータを保存するには、パソコン内でのフォルダ間の移動と同じように、データをドラッグ&ドロップするだけでよい。ただし、USBメモリとのデータ移動では、パソコン上に移動した元のデータが残るので、USBメモリ上のデータを更新して、パソコンに戻すときは注意しなければならない。
HDD上のデータをUSBメモリにコピー
- USBメモリ上にファイルをドラッグ
- USBメモリにファイルをドロップ
保存の際にもひと工夫
ビジネスの現場では、古いデータが必要になることがある。そんなときのためにもデータは別名で保存した方が良い。日付を付けると一目でいつ作ったデータなのかがわかって便利。
- 名前の後に日付などを入れて新旧わかりやすく。
- 名前が異なれば違うデータと認識。
- 新しいデータと古いデータがわかりやすくなる。
データを保存しようとしたときにUSBメモリの空きが足りなくて、保存できないなんてことになってしまっては元も子もない。そうなることのないように保存する前にUSBメモリ内のデータを、圧縮や削除するなどして予め空きを作っておく。
PC上にデータを残さずにUSBメモリに保存
移動先のパソコンで仕事をする際に注意しなければいけないの坑データの置き忘れ。ドラッグ&ドロップでのデータの保存ではパソコンに元データが残づてしまうので、出先ではカット&ペーストでUSBメモリ上に保存する習慣をつけておく。
USBメモリ上のファイルを削除
パソコン上でデータを削除するとゴミ箱にデータが残る。USBメモリからデータを削除した場合はパソコン上にデータが残らずそのまま消えてしまう。間違って大切なデータを削除しないように気をつけよう。
USBメモリに「ごみ箱」を設置しよう!
通常の削除ではデータはどこにも残らない。アプリケーションでパソコン上にUSBメモリ専用のゴミ簿を設置すれば話は別。ゴミ頼を設置することでUSBメモリから削除されたデータも完全削除され、パソコン上に残すことができる。完全削除されるのが不安なときはこのアプリケーションを利用しよう。USBメモリ専用のごみ箱「Remtrash」についてはこちら。
USBメモリの抜き挿しは正しい手順で
普段何気なく利用しているUSBメモリだが、正しい取り付け取り外しをしなければ最悪データ破損することもある。「USBメモリに正しい接続の仕方取取り外し方があるのか?」と思われるかもしれない机正しい手順はある。しかし、正しい手順といっても何工程もの手順があるわけでもなく、とても単純な作業で済む。しかも、デスクトップパソコンに挿した場合でも、ノートタイプのパソコンに挿した場合でも基本的には変わらないので1 度覚えてしまえば、毎回同じような手順を繰り返すだけ。また、接続方法は1 つだけだ蚊取り外し方は3 種類あるので自分のやりやすい手順を使うようにしたい。
まず始めに挿し方から
USBメモリの接続はどのパソコンでも同じ。接続というところだけ見れば、向きを確認して挿すだけという、至極簡単な仕組になっている。ただ、このページで紹介している手順は2つしかない。接続した後の手順は、この後もまだいくつかあるので注意が必要。USBメモリの設定によっては自動で実行する動作を選ぶウィンドウが出る場合と出ない場合がある。もし、そのウィンドウが出ない場合はマイコンピュータを開く。「リムーバブル記憶域があるデバイス」の中に、リムーバブルディスクという項目が増えているはずだ。その新しく追加されたリムーバブルディスクがUSBメモリなので、ダブルクリックレr 開こう。また、リムーバブルディスクのアイコン上で右クリックをしてメニューを開き、そこから[開く]でウィンドウを開くことも可能。
- パソコンの挿入口とUSBメモリの向きを確認
- 正しい向きが確認できたらそのまま挿入
データを壊さないための取り外し方
エクスプローラーから
- 「マイコンピューター」を開く
- アイコン上で右クリック
- USBメモリを取り外す
ウィザードから取り外す
- USBメモリのドライブレターを確認
- アイコン上で右クリック
- 取り外すUSBメモリを選ぶ
- ポップアップが表示されたら外す
使用用途に合わせる
USBメモリを購入しようと思ってお店に行くと、かなりの種類で数多くの製品があって、どれを買えばいいのかわからなくなってしまう可能性がある。確かに特売品や店員の勧めてくるモノでも、悪いモノを売っているわけではないので大きな問題になることはないかもしれない。しかし、自分の用途に合わせてしっかり考えて買わないと、後々後悔することになる可能性が大きい、そういう後悔をしないためにも、自分がどういう目的で使いたいのかをしっかり考えこの4 つに注目しこ購入するモノを考えていこうて、予め買う製品を決めておこう。ただし、店頭に置いていない商品もあるのでいくつかの候補を考えた上で買いに行かないと、商品がなかったときに因ってしまうので気をつけよう。予め、購入するものが決まっているならネット販売で購入するのも1つの手ではあるかもしれない。
- 速度重視型…容量の大きい写真データやMP3 などの音楽データをUSBメモリに移動させるのであれば、データ転送速度は非常に重要になってくる。大きいデータを入れ替えることが多いのであれば転送速度が速いUSBメモリを選ぼう。
- 容量…データの移動が頻繁になってくると段々面倒になってくるがUSBメモリ容量確保。データを削除したり、圧縮をかけて保存するのが面倒なのであれば、容量の大きい物を選んで購入しよう。現在、最大256 GBまである。
- 価格…USBメモリは、特別高いモノではない。とはいっても高速タイプだったり、容量の大きなモノになってくると値段もかなり高くなってくる。1 GBでも1万円近くする物もあるくらいだ。初購入であれば、安い物を買って試すのが無難。
- 付加機能…USBメモリの中には付加機能として、指紋認証やセキュリティソフトが本体に入っているモノがある。他にメーラが入っているモノや データ復旧ソフトが入っているモノまであり、データを管理することが多い人に最適。
大容量データを扱うのであれば
記憶装置ではデータの転送速度はかなり重要。コレは何度言ってもイイくらいに重要なことなので、しっかりと覚えておいて欲しい。USBメモリの転送速度はUSBメモリについているチップの枚数によって大きく変わってくる。チップが多ければ多いほど速くなる。現状では最高4 枚のチップがついているモノがあって、最高で1 秒間に38MBものデータの移動をすることができるといわれている。何よりもスピードが重視というスピード狂は4チップのUSBメモリがおすすめ。
価格を重視したい
USBメモリの価格は今ではかなり落ちついてきていて、安いモノだと1GBで数百円ぐらいの製品まである。さすがにそれだけ安いと色々と使い勝手の面で問題が出てくるかもしれない。まずどんなものか試しに使ってみようという程度で買ってみるのなら良いかもしれない。使っているうちに新しいUSBメモリが欲しくなるのは何を使っても同じことだと思うので、とりあえずは安いモノから試していけば、そのうち自分に合うUSBメモリが見つかる。
USBメモリの良いところばかりを説明しても良さは伝わらないだろう。ということでUSBメモリと他の記憶装置とを比較。ここで他のメディアについても少し知識を深めたい。
記録メディア自体には様々な種類が存在している
USBメモリと同様にポータブルタイプの記銀メディアと一口に言っても色々とある。USBメモリにポータブルハードディスク・SD カード・CD-R( W )・DVD-R (W)・BD-R (W )・メモリースティックなど、例を挙げればキリがないくらいだ。ただし、使用する機器によって何を使うかが決められてしまう場合が多いので、メディアにあわせて機器を選ぶのは難しいかもしれない。
USBメモリvsCD-R(W)/DVD-R(W)
たとえば、USBメモリのメリットとしては、書き込みにソフトウェアは不要。USBポートに接続すればすぐに使える。、また、表面にキズがついても使用に問題が発生しない。
次にデメリットは、安い物は容量が少ないこと。
つぎにCD-R(W)/DVD-R(W)のメリットは、パソコン以外でも利用することが可能。ふたつめに1枚当たりの価単価が安い。次にデメリットとして書き込む際にソフトウ土アが必要なこと。そして盤面に傷が付くと読み込めなくなること。
まとめとして
CD-R(W)/DVD-R(W)は、いくらパソコン以外の物で再生することができても、書き込む際に専用のソフトウェアが必要では使い勝手が悪い。その点USBメモリは、ソフトウェアなしで書き込むことができるので使いやすい。また、1 スピンドル以下のパソコンではディスクメディアは使えないことが多いのてそれもデメリットと言える。
ポータブルハードディスクvsUSBメモリ
ポータブルハードディスクのメリットとして転送速度が速い。値段に対して容量が多いなどがある。デメリットは、衝撃でデータが消えてしまうことがある。電力消費量が多いなどである。
次にUSBメモリのメリットとして衝撃に強くデータが消えにくい。電力消費量が少ないなどがある。次にUSBメモリのデメリットとして容量が多いモノは価格が高い。最近は、大容量化がすすみ低価格化も同時にすすんでいるのでメリットは感じにくくなっている。
ハードディスクは大容量のデータを持ち歩くのには向いているが机衝撃への耐性が低いため簡単にデータが消えてしまいやすい。
重要なデータであればあるほど、データが消えてしまっては困る。しかし、USBメモリは多少の衝撃ではデータが壊れることなく安全に持ち運びができるので機動性が高い。
データのコピーだけではもったいない
USBメモリは基本的にはデータを持ち運ぶ際に利用されることが多い。だが、USBメモリは説明した使用方法以外にも色々なことに利用できる。
USBメモリの中に普段使用しているブラウザを入れることもできるし、メーラを入れることもできる。さらには、オフィスソフトまで入れることだってできてしまう。
インターネットカフェの数も増えているし、会社に も友人宅にしてもパソコンがあるのは、ほぼ当たり前のようになっている昨今、外出先で自分のデスクトップを開いているのとあまり変わらない状況が作れるのはとても有り難い。また、データも自分のUSBメモリに入れるため、自分が使用したデータの痕跡も残らない。危険視されているインターネットカフェでの情報漏洩の可能性もコレで心配がなくなったと言うことになる。
外出先でもいつもの環境を
仕事でこの3 つのソフトウェアを使っている人がほとんど。外出先で自分の使っている設定のまま使えるようにしたいなら、USBメモリにこれらのソフトウェアを入れていつもと同じ設定にじこおくと良いだろう。
USBメモリを自分仕様に設定
使い慣れたPCの環境を外に持ち出そうと考えた場合、まず1 番最初にノートパソコンが思いつく。確かに持ち運ぶことが前提に作られているのでデスクトップタイプのパソコンよりは小さい坑それでも持ち歩くには少し重い。
しかし、USBメモリなら移動先で仕事をする場合、そこにパソコンがあることは多いだろうし、何よりUSBメモリは小さく軽いのが特徴。同じ「自分のデスクトップ環境を持ち歩く」という目的なのであれば、持ち運びやすい方を選ぶ方が断然使いやすい。
ノートパソコンは、仕事で使うようなモノだと重さが2 ~ 3 kg 以上でサイズはA 4 サイズ程度。持ち運び用の小型のモノでも重さが1 kg でサイズはB5 サイズ程度。
最近は、小型の高性能ノートPCも登場している。
→1.5kg未満の軽量ノートPC一覧
USBメモリは、USB の端子の規格が決まっているので、USB に接続することのできるサイズまでしか小さくできないが大きい物でも重さ約1 0 g 、長さ約8cm 程度。
情報漏洩を防ぐために
USBメモリは小さく軽いモノなので落としやすい。もしUSB メモリを落とし、社内の重要事項を漏洩させてしまっては責任問題にもなりかねない。それなのに対策をしないのはデキる大人のやることではない。
ストラップはどこでも手に入るようなモノなので、できる限り付けるようにしよう。ネックストラップタイプのストラップをつければ、なくす可能性も減り、安心。
USBメモリを挿す方向
ほとんどのUSBメモリはアクセスランプがついている。そしこそのアクセスランプはUSBメモリをパソコンに挿した時に上を向くようになっている。
だから挿し込む時にはアクセスランプが上を向くように挿し込めばいい。とは言っても、アクセスランプが後ろについているモノもあるので、その場合はメーカー名が書いてある方が上を向くように挿し込めば大概はOK。
USBメモリは持ち運びに優れた記憶装置
USBメモリは「メモリ」という名前が付けられているが「メモリ」はパソコンに搭載されている内蔵のメモリとは別物で、電源を消してもデータが消えない「フラッシュメモリ」という意味。
現在販売されているパソコンには、USBに対応している挿し込み口が必ず付いている。また、データの書き込み・読み込みが容易で、持ち運ぶのに適したサイズ・重さとなっている。さらに最近ではどんどん大容量化がすすみ、64GB、128GBと容量の大きいタイプ、そしてUSB3.0という新しい規格に対応した高速なUSBメモリが登場している。
USBメモリの利点を挙げるとすると、のパソコンでも使えるということ。更に書き込みや読み込む際に、特にソフトウェアを必要としないのも利点。
そしてそれは、持ち運びを前提とした記憶装置としてはとても優秀だと言える。さらにサイズも標準的なもので5 ~ 8 cm 程度の大きさしかなく、価格が安いとなれば言うことナシ。
- どのパソコンでも利用することが可能…パソコンを選ばず使えるので同じOSであれば互換性を気にしなくてよい。
- 手軽に持ち運びしやすいサイズ…最大でも8 cm 程度のサイズなので持ち運びの際も邪魔にならない。
- 手頃な値段で手にしやすい価格設定…4GBのモノで1000~2000円程度と、気軽に購入しやすい。
PC以外にも使える
USBメモリはどのようなパソコンでも使える万能な記憶装置だが実はパソコンだけでなくPS3 や複合型プリンタ、CD /DVD ミニコンポなどのデジタル家電の中にもUSB メモリを挿入することができるモノがある。これらのデジタル家電でUSBメモリを使用する場合、特にドライバなどのソフトウェアのインストールが必要なく、パソコンを介さずして単体でUSB メモリが使用できるため、使い方によっては非常に便利だといえるだろう。
また最近では、スマホからデータ移行やタブレットの記憶媒体としても使用が可能。
ちょっと専門的な話「USBメモリの中身」
USBメモリは大きく分けて、フラッシュメモリ・コントローラチップ・USB端子の3つの部品から成り立っている。この中で1番重要なのはフラッシュメモリで、ここにUSB メモリに保存されるデータの全てが書き込まれる。
またコントロールチップはデータの受け渡しや読み書きなどの処理をするところでUSB 端子はパソコンと接続する部分となっている。